シーサーのルーツ
シーサーとは・・・
沖縄の守神などと言われている獅子ライオンの事です。
しかし、本来は沖縄のための守神ではなく、集落や家の為にいるのです。
沖縄で一番古い、すなわち一番最初のシーサーとされる沖縄本島東風平町(おきなわほんとう こちんだちょう)にあるシーサーは、
「村」を護るためのものなのだそうです。
その昔、やたらと火事がおこるために、「火伏せ」要するに火災防止の目的で置かれたのではないかとのこと。
その経緯は中国から伝わり、風水の思想と深く係っていたそうです。
それが、いつのまにか屋根に登って、それぞれの家々を護る役割りを与えられたようです。
現代では「家」をマジムン(魔物)から護るために置かれている・・・家の守り神、の意味合いが強いようです。
シ ーサーが向いている方向??
いわゆる鬼門の方角となる北東、火伏せの方角となる南、
それに門や突き当たりの道に向けられているそうです。
ひとつの屋根にいくつものシーサーが乗っている場合もありますし、それぞれが別 の方角を向いているシーサー達もあります。
全部が同じ方角を向いている場合もあります。
四角い屋根の四面 のそれぞれの方角に一体づつ置かれている場合もあるのです。
シーサーにはいろんな形が!?
シーサーは獅子と云うことになっていますが、とても獅子 ライオンには見えないものも少なくありません。
そのルーツは古代オリエントから中国を経て沖縄に伝わったそうですが、その途中で「伝言ゲーム」のように
だんだんと獅子とはかけ離れた姿形へと変化していったのでしょう。
ですから、エジプトのスフィンクスもある意味ではシーサーの親戚 なのかもしれませんね。
伝来
中国から伝わったとありますが、当然、中国にもライオンは生息していないですよね。
もしかしたら大昔は居たのかと思ったのですが、やはり生息していたという事実は無いらしいのです。
と、云うことは、古代オリエントからシルクロードを通 り中国にたどり着いたと考えられますね。
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